上場商品の基礎知識

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金の基礎知識


歴史

金が発見されたのは紀元前4000年頃と言われています。金が貨幣の一つとして用いられ始めたのは紀元前3600年頃のエジプトで、世界で初めて金貨が造られたのは紀元前650年頃のリディア王国(西トルコ)と言われています。

1717年、当時英国の造幣局長を務めていたアイザック・ニュートンは、金・銀複本位制度を確立しました。1816年、英国は「貨幣法」を発布し、正式に金本位制に移行。これに各国が追随し、国際金本位制度が誕生します。
金本位に移行した世界の通貨制度は、20世紀に入ると第1次、第2次世界大戦によって混乱期に突入します。1944年、アメリカで開催された国際会議において、「ブレトンウッズ体制」と呼ばれるIMF加盟国通貨の安定を目指した「金為替本位制」が採択されました。この時の金平価は1円=444.3ミリグラム(ドル平価は1ドル=360円)でした。
しかし、1950年代末から、米国の国際収支赤字の膨張などをうけドルの下落や金の流出が続き、1971年、当時のニクソン米大統領が「金とドルの交換停止」を発表し、ブレトンウッズ体制は崩壊、金は国際通貨制度から脱落しました。40年近く続いた1トロイオンス(約31グラム)=35ドルの公定価格が廃止され、為替と同様、変動相場制に移行していきます。

※金本位制とは・・・金を一国の通貨制度の基礎におき、貨幣の単位価値を一定量の金の価値と関連させる制度

商品特性

金は人類が装飾品として初めて用いた金属といわれており、他にも通貨や多くの貨幣の裏付けとして利用されてきました。今では技術が発達し、歯科、エレクトロニクスなどでも利用されています。特性として、展性・延性に優れ、1グラムで1平方メートル、長さにして3,000メートルの金糸を作る事が出来ます。燃えない、錆びないという不変性に加え、稀少性にも優れ、これまでに掘り出した「金」の総量は約16万トンとオリンピックプール約3杯分に過ぎず、1910年から現在までで地上の75%ほどの金が産出されてきたと考えられています。また、1トンの金鉱石から取れる金の量はわずか5グラム程です。

この結果、先物市場で決定した価格は多くの参加者の合意に基づく「公正な価格」になっていると言えます。また同時に複数の限月(=決済期限)の価格を決めているため、ある限月だけが突出した価格になりにくく、価格の平準化も期待でき「安定した価格」の形成にも貢献しています。

金