2012/02/06〜2012/02/10
【貴金属】
 NY金相場は、欧州や中国の経済指標改善を受けてドル相場が軟化したことから、相対的な割安感と資金保全先としての役割が見直されて買いが目立つ状況が続いた。中心限月の4月物は2日終値1759.30ドルとなっている。また1月の米ISM製造業景況指数が54.1と前月の53.1から改善したことも、金相場の支援材料となっている様だ。米連邦準備制度理事会(FRB)が先週、ゼロ金利政策を2014年末まで続ける方針を明らかにして以降、上昇ペースが加速、今年に入ってから金は12%近く上昇している。旧正月明けの中国の現物需要が堅調なことも強材料になっていると見ることができる。目先、利益確定売りなど調整や米雇用統計の発表にも注意したいところ。

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【石油】
 NY原油相場は、100ドルを挟んで推移していたが、EU(欧州連合)とイランの原油禁輸を巡る問題に一応の決着が付いたことで下落傾向を強めた。EUはイラン産原油の禁輸措置を7月1から導入する方針を固め、イランもEU向けの輸出を停止するとしている。昨年末からの原油価格上昇の主要因となっていた材料が消化されつつあり、ファンド等の玉整理が続いた様子。しかし、同問題については、イランが歩み寄りを見せた場合、EUが方針通りに禁輸を実施する可能性が低くなり地政学的リスクが後退することや、イランが報復措置としてホルムズ海峡の封鎖を実施するなどの強攻策を講じた場合の緊張など、今後の展開によって大きく様変わりすることも考えられる為、予断を許さない状況といえる。米国で雇用情勢の回復の兆しが見られ始めていることなど、下値支持要因は見られるが、再び100ドルを突破するには材料不足と考えられる。当面は95〜100ドルでのレンジ相場が想定される。

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【ゴム】
 東京ゴム相場は、主要生産国タイ政府による市場介入が近く始まるとの報を受け続伸場面がみられたが、旧正月明けの上海相場が上値に重い展開を強いられているほか、為替市場における最近の円高ドル安傾向が重荷になり、320円が奪回できずに3日午前11時現在先限312円となっている。日米の新車販売がいずれも好調ではあるが買い材料とはなっていない様だ。目先的には急速な相場上昇に対して調整色を強めている。このまま上昇トレンドが続くのか、1つの分岐点にさしかかってきているようにも見える。 ただ実際にタイ政府の介入が始まれば、価格は上伸場面へと展開する可能性も考えられる。

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【穀物】
 シカゴコーン相場は、650セントを窺う展開となっているが、上値は重く同水準を突破するのは難しいとの見方が多い。直近の上昇を支援してきたアルゼンチンの天候懸念が和らいだことで上昇一服との声も聞かれる。アルゼンチンでは開花段階で厳しい乾燥と著しい気温上昇に見舞われ、ほぼすべての作付地域で打撃を受けた。しかし、作柄が決定される時期に入り、作柄決定要因となる降雨に恵まれる天候が続くと予報されており、生産量の減少懸念が和らいだ形。また、大豆相場も、輸出関連の強気な見通しは示されているが、1200セント台前半でもみ合っており、上昇余地は小さいと見られる。穀物相場は全般的に頭の重い展開が続き、軟調に推移する可能性も考えられる。

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【粗糖】
一時、25セントを突破したNY砂糖相場は、再び23セント台に下落。需給動向を見ると、インドの増産観測など支援要因に乏しい中、原油相場の軟化に追随して値を下げたと見られる。また、ギリシャの債務削減に関する協議が難航している模様で、リスク警戒からポジションを持つことを躊躇する投資家もいる様子。砂糖独自の新規材料が特段見られず、原油価格に連動する展開が当面続くと考えられる。ギリシャに関する協議が良好な内容でまとまれば、リスク選好の流れから、株式や原油価格が上昇し、砂糖相場も反転上昇となる可能性も考えられる為、欧州動向に注目が集まる。

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【コメ】
 東京コメ相場は、1万4000円付近でのもみ合いが続いている。全農は23年産相対基準価格について、「福島コシヒカリ」中通、浜通地区とも1500円引き下げ、この結果、中通りが1万3800円、浜通りが1万3700円となった。先物市場への影響が注目されたが、特に材料視はされなかった様だ。全農の相対取引価格が風評被害で下落している実勢に近づいたという感が大勢をしめた形だ。一方、現物相場は年明け以降、銘柄米から裾物まで全般に高い状況が続いている。毎年、年末年始は、縁故米が増幅するため米流通業界では流通量が減り、米が動きにくいシーズンであった。そろそろ動きに勢いがつく時期であり、相対価格も自然と動き出すとみられるだけに、注視したいところ。目先は相対価格の堅調さにつられながら推移することも考えられる。

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